いながわ・じゅんじ氏撮影

いながわ・じゅんじ氏撮影
殺そうとまで思った、 障害を持った次男から教わったことは、一日一日を大切に生きることでした。 ■工業デザイナーからタレントになり、怪談話で生きていくように なるなんて、昔は想像もしなかったけれど、自分らしいなあと思います。人から愛され、穏やかに笑っている自分が好きですよ。 ■私が40歳の時に生まれた次男(由輝)は、クルーゾン氏症候群という先天性の障害を持っていました。生後4か月で手術をすることになったのですが、女房からその話を聞いた時、頭が真っ白になりましたね。手術前、病室で次男を見た時とっさに今なら殺せるんじゃないかと考えたんです。 ■生後4か月での手術後、先生たちに囲まれたベッドは檻のような鉄柵に囲まれてました。そこに管のついた何本もの瓶がぶら下がっていてその数の多さに驚きました。大きなベットの中央に4ケ月の小さな次男が口と鼻だけを出して包帯を巻かて、こんな状況なのに、次男はハアハアと息をしながら、一生懸命に死と闘っている。ほしくて授かった子どもなのに、親の身勝手な考えで命を奪おうとしたなんてー ■来年、古希を迎え自分と怪談を愛してくれる人たちが周りにい