熊倉隆一氏(江戸切子 華硝)撮影

熊倉隆一氏(江戸切子 華硝)撮影
江戸切子にも高い技術とビジネスセンスが必要。常に時代を読み一歩先を行く伝統工芸を目指していきたい。『江戸切子の店 華硝』は、オリジナル作品の直営店。ぐい飲みや小皿などはもとより、ランプシェードやシャンデリアなど洋の東西を問わない斬新なデザインで注目されている。技術の粋を極めた文様カットや透明感のある仕上がり、有田焼とのコラボ作品など、江戸切子に独自の世界を築き、国内外から高い評価を得ている。その『華硝』を高い技術とビジネスセンスで支える2代目熊倉隆一氏に新たな江戸切子の世界を聞いた。 (取材/編集部 萩原和夫) 新教育課程ライブラリィVol.5 (株)ぎょうせい  株式会社江戸切子の店 華硝 1990年代に熊倉隆一氏によって設立。氏しかできない といわれている米つなぎをはじめ糸菊つなぎ、玉一松など、新しい文様を次々と開発。一方で芸術性の高い作品も発表している。3代目熊倉隆行氏も加わり、ジュエリー、帯どめ、ルアーなど、これまでになかった作品も手がけるようになる。中でも江戸切子のランプは国内外でも人気が高く、高岡銅器や有田焼とのコラボによるランプも制作。