かわさき・さちこ氏(博多人形氏)撮影

かわさき・さちこ氏(博多人形氏)撮影
『古事記』『日本書紀』など 古代を生涯のテーマに作品を発表し 続けている。その優雅さや美しさとともに情感や動きを切り取る作風は高い評価を受け、 内閣総理大臣賞をはじめとした多くの賞を獲得している。 その背景には、支え合う家族の存在があったー。 (取材 /編集部 萩原和夫) かわさき・さちこ氏 昭和18年福岡市生まれ。37年から博多人形師の父・川崎虎雄に師事。47年、「額田王」で福岡市長賞を受賞。その後「珠裳の裾」「鏡」で通産大臣賞(52年、55年)「桜・ロマン」で総理大臣賞(平成元年)、その後も数々の受賞を続け、近年も 「山のしづく」で3度めの総理大臣賞を受賞。 「在りつつも」「駈ける影媛」で経済産業大臣賞。 国指定伝統工芸士、28年に厚生労働省の「現代の名工」に選出。日本の古代をテーマに、女性の美や情感を繊細に表現する精巧な造形と鮮やかな彩色で高い人気を誇る。 新教育課程ライブラリーVOL.4 (株)ぎょうせい