フォトグラファーとしてより感覚的で野生的な眼で被写体を捕らえる

1642(寛永19)年、徳川家綱の成長を祈念して実施されたことが始まりである例大祭。1643(寛永20)年より神輿渡御が始まりましたが、当時は八幡宮の神輿と氏子の山車が町内を練り歩いていました。赤坂にある日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭とともに「江戸三大祭」の一つである。現在では三年に一度行われる本祭り(大小あわせて120数基の町神輿が町内を練り歩き、そのうち大神輿55基が勢ぞろいする)で約8kmを渡御する『神輿連合渡御』は水かけ祭りとも呼ばれるように、神輿には沿道からバケツなどで勢いよくお清めの水が浴びせられ、担ぎ手と観衆が一体となって盛り上がります。みんなで総代を支え「わっしょい」の掛け声が絆をつなぎ響き渡る、深川八幡祭りならではの迫力です。わっしょい深川!

神田祭、山王祭と並び江戸三大祭のひとつ。沿道から大量の水を浴びながらお神輿を担ぐ水掛祭りの本祭、深川富岡八幡宮の例大祭をで26年近くに渡り撮影してきました。例年50万人以上の人が訪れ午後の日本橋と深川を繋ぐ出発地点の永代橋付近から神輿連合渡御は53の神輿が技を披露し最高潮を迎える瞬間を上質な写真で創りあげる