弘前の春を彩らせる『桜守』 樹木医25年。 小林勝さん撮影
技と志で弘前の春を彩らせる『桜守』樹木医25年。
小林勝さんは弘前公園の桜を守り育てる”医師”として活躍を続けている。1本1本の異変にも心を配り、時には倒れた桜も蘇生させる。弘前の桜を守る伝統手法を受け継ぎ、後継者の育成にも力を注いでいる。
各地から花の便りが届き始めている頃。季節を彩る桜を支える、樹木医の仕事にかける思いを小林さんに聞いた。
(取材 構成/編集部 萩原和夫)
こばやし・まさる氏
昭和28年弘前市生まれ。
弘前市都市環境部局公園緑地化参事(桜守)。51年弘前大学農学部園芸学科卒業後、第一園芸(株)、55年弘前地方農業共済組合。58年(財)弘前市公園緑地協会、平成16年弘前市職員となり現職。平成4年に「樹木医」資格取得。25年「東奥賞」
26年日本さくらの会「さくら功労者」受賞。
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