商品撮影には無類の被写体が存在する。その無限に存在する賞品群の中から依頼された撮影製品の材質を見極めて、色を忠実に、形をわかりやすく製品を実物以上に輝き特性を引き出すライティングを構成する。透明質物体、反射性物体、吸収性物体と大きく三種類に分類される。
反射性物体と透明質物体と吸収性物体
(キャップが透明で本体が半透明でネック部分が全反射する材質)
冷えている感じを表現
写真の撮影は光によって成立している。コマーシャルに携わるカメラマンにとって光をコントロールする感覚と経験から培われたノウハウや技術が際立っていることが重要だと思います。
フイルムの時代でもデジタルの昨今でも被写体に対してライティングする際の意識は何も変わってはいません。
光の演出によって生まれる陰影を感覚的に写真に反映させる資質が大切。
商品撮影はカメラマンの腕が一番問われるジャンルだろう。広告写真の原点ではないであろうか。被写体そのものが動かないだけにライティングにより、どのようにでも変わりうる。きちっとライティングし撮影された商品写真はその善し悪しで売り上げに大きく影響します。スタジオ撮影で1から10まで全てが撮影者自身の責任のもとで進行するので写真家の腕と感性が問われ、イメージ撮影としてもやりがいのある分野だと私自身は考えます。